一般会計の総額が過去最大となる新年度・平成２７年度予算案は、衆議院予算委員会で採決が行われ、自民・公明両党の賛成多数で可決されました。

１３日午前、衆議院予算委員会での民主党前原元外務大臣

「消費税を増税する前から、ずっと実質賃金は下がっている。異次元の金融緩和をして円安になり、輸入物価が上がって、実質可処分所得や実質賃金が減り続けて国民の生活が苦しくなっている」と指摘。
安倍総理「政労使の会議を行うことによって賃金が上がっていく状況を今、作りつつある。デフレから脱却し始めているが、賃金はまだ追いついていかない。ことしは消費税率を上げないわけで、ことし賃上げが成功すれば、実質においてもプラスになっていくという好循環を作り出していくことができる。まだ数か月、待っていただかなければいけないが、そういう状況をつくることができる」

ロシアの国営メディアは、日本との交流の窓口となっているナルイシキン下院議長が、鳩山元総理大臣と会談

日本政府の中止要請を押し切って、鳩山が、ロシアが一方的に編入したクリミアを訪れ、ロシアへの制裁を解除するよう呼びかけたことに感謝を表明したと伝えています。

「クリミアの住民は、自分たちでロシアの一部になることを選択した」
これに対して鳩山も、ロシアがクリミア編入の根拠としている去年３月の住民投票について、「ウクライナの憲法と国際法にしたがって行われた」と述べたということです。
鳩山は、１０日から１２日までクリミアを訪れ、地元の行政府と議会の代表や、日本でもインターネット上で話題になった女性の検事長らと会談

ロシア海軍の軍港セバストポリを訪問したということです。
一方、日本政府は、ロシアによるクリミア編入の正当化に利用されかねないとして、鳩山訪問を強く批判しています。