安倍首相は9月の人事について
【首相補佐官】
・木村太郎(衆院議員、ふるさと担当)
・磯崎陽輔(参院議員、国土安全保障・選挙制度担当)
・衛藤晟一(参院議員、国政の重要課題担当)
・和泉洋人(国土強靭化・復興・地域活性化など担当)
・長谷川栄一(内閣広報官、政策企画担当)
・菅官房長官
・加藤勝信(衆院)
・世耕弘成(参院)
・杉田和博(事務)
局長は外務次官の妻である斎木尚子。
並行協議の首席代表は経済局の森健良。
並行協議では米国と秘密保持に関する文書は交わしていない。
したがって、この秘密主義は、外務省と安倍内閣の方針である。
「安保相」一蹴石破幹事長を担ぎ始めた意外な“安倍包囲網”
9月上旬に行われる内閣改造。
安倍は、なにがなんでも石破茂を安保相に就け、
閣内に“幽閉”するつもりでいる。
狙いは、来年秋に予定されている総裁選に出馬させないことだ。
集団的自衛権に関する法改正は1~2年かかる。
安保相に就けてしまえば、内閣の一員だから、
さすがに総理に反旗を翻して総裁選には出馬できない。
「いま党内で安倍総理の対抗馬になれるのは石破さんくらいです。
石破さんが出馬しなければ、安倍総理の無投票再選となる可能性が高い。
だから、なんとか閣内に入れようと、
総理周辺は<安保相を断ったら無役にする>
<幹事長をやめて無役になったら誰も相手にしないぞ>
と揺さぶっています」(自民党関係者)
ただ、石破幹事長にとっても、来年の総裁選はラストチャンス。
もし、総理の軍門に下って安保相に就いたら、
二度と総理になる目はない。
石破本人は、無役になる覚悟を固めつつあるという。
どうやら、安倍総理は長く持たないと思いはじめているらしい。
■重鎮が次々に支援
石破側近も「無役になって地方遊説に全力を注ぐべきだ」
と説得している。
2012年の総裁選で、石破茂は地方票では安倍総理を上回った。
地方票を固めれば、勝てると踏んでいるという。
5日に開かれた全国幹事長会議でも、幹事長続投を求める声が相次ぎ、会場から同調の拍手が湧き起こった。
なぜか地方に人気がある。
意外な応援団も現れている。
「石破が期待しているのは、やはり地方票と、
前回の総裁選の時も応援してくれた小泉進次郎です。
進次郎は、最近、さらに安倍首相と距離を置き、
“あの原発事故から学んでいるのかと思う”
と再稼働に動く安倍総理を痛烈に批判しています。
それ以上に石破の周辺が強気になっているのは、
青木幹雄、森喜朗、古賀誠
といった“大物OB”が石破支援に傾いていることです。
青木は離党したことのある石破を毛嫌いしていたのに、
<彼の執行猶予期間は終わったよ>と評価を変えている。
青木、古賀の2人は、暴走している安倍総理を苦々しく思っているらしく、安倍包囲網を作るためには、石
破を担ぐしかないと考えはじめているようです。
引退した後も青木は、自民党参院と額賀派に隠然たる影響力を持っている。
古賀も、岸田派のオーナーのようなもの。
2人が石破支援で動いたら、相当な人数が動く。
森喜朗まで新聞インタビューで“最近の石破さんを見ていると、先輩に対して礼を尽くすようになった”とベタ褒めしています」(政界関係者)
7日新潟で開いた石破グループの研修会には、
30人の自民党議員が集まった。
現職の閣僚も駆けつけている。