アーミテージの主導する集団的自衛権 集団的自衛権の行使は小手先の構想に過ぎない
集団的自衛権の行使容認という持論を持つアーミテージ元国務副長官について、日高義樹米ハドソン研究所-ー
Richard Lee Armitage/Vietnam
日米安保条約をビジネスにしている「安保屋」が
小手先の構想でビジネスの延命を図ろうとしていると非難している。
そしてー
小手先の構想に過ぎない集団的自衛権の行使では、
中国や北朝鮮を抱えるアジアの軍事情勢には
とても対応しえないと述べている。
これは米国の保守系シンクタンク、ハドソン研究所で
長年、日米同盟を研究してきた実績と経験からの分析だ。
アーミテージは国務副長官を退任した2005年に、
「アーミテージ・インターナショナル」という会社を設立している。
Richard Armitage meets with Mr. Yosuke Isozaki, Advisor to the Prime Minister on National Security Council and Election System; Member, House of Councillors.
August, 2013
写真は2013年8月に自民党の磯崎陽輔議員とアーミテージが面会した時の写真で、
「アーミテージ・インターナショナル」の写真ページに掲載されている。
磯崎議員は安倍政権の国家安全保障担当内閣総理大臣補佐官で、
粗雑な議論で集団的自衛権の行使容認を進める中心的人物の一人だ。
アーミテージ・インターナショナルのホームページには、
ビジネス企業としての事業内容はほとんど掲載されていが、
顧客についての次のような説明がある。
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Armitage International serves clients that focus on international business development in industries such as aerospace, communications, consumer products, construction, defense, finance and financial services, high-technology electronics, information technology, and transportation. Our Clients include Fortune 100 companies, as well as mid-market firms.
Armitage International L.C.
http://www.armitageinternational.com/about/
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これによればアーミテージの会社は、
次のような業界で国際的に事業展開する企業を顧客とする。
それはー
航空宇宙、通信、消費者向け製品、建設、防衛、市場調査及び金融サービス、ハイテク電子機器、情報技術、および輸送などの業界に及ぶ。
アーミテージ・インターナショナルの顧客には、「フォーチュン」誌が発表する企業売上高ランキング100社に入る企業も含まれる。
今年2月に出版された日高氏の著作レポートのなかで、
『アメリカの大変化を知らない日本人』の
第3章「集団的自衛権は幻である」
のなかから、一部を以下に要約。
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アーミテージ元国務副長官は、安保条約をビジネスにしている、
いわゆる「安保屋」と言われる人物だ。
アメリカで、日本の安全保障問題をビジネスとして扱っている、
いわゆる安保屋グループは
公明・山口代表と米前国務次官補、集団的自衛権で会談
TBS系(JNN) 6月2日(月)13時12分配信
自民党議員や民主党の盟友ともいうべき議員たちとの情報交換(グリーンが仕掛ける政界再編の現場指揮)を行ったのは当然だろうが、今回の訪日で注目されるのは公明党の山口那津男代表ら複数の公明党議員との面会が行われたことだ。
時事通信とTBSは次のように報道している。
TBS報道はキャンベルのみの動向を報じているが写真で示すように
グリーンも同行している。
ほんとうに重要なのはグリーンの動向である。
だんだん顔を見てマイケル・グリーンをすぐに判別できる日本の知識人層が増えてきたと思う。
安保条約によって日本が米国に守られている状態を
一日も長く続けたいと考えている。
米国議会の指導者たちはいまや、
米軍の海外駐留にまで
強く反対するようになっている。
したがって、
日米安保条約についても反対している。
ハドソン研究所の研究会で、海兵隊出身の、米軍やペンタゴンからするとゴットファーザーとでも言うべき有力な上院軍事委員会の議員もこう言った。
「日米安保条約は、無駄な海外駐留の象徴だ」
米国の政治家たちがいっせいに日米安保条約に反対し始めたため、
驚いた米国の安保屋たちが
慌ててつくりだしたのが集団的自衛権構想である。
日本と米国という二つの大国が安全保障を共有するには、
相互安全保障協定を結ぶ以外にない。
日本が独自の軍事力を持ち、国際社会の常識に従って
米国と相互安全保障条約を結べば、
日米安保条約は不必要になる。
戦争で儲ける。
それが軍事産業であることは、誰でもわかる。
しかし、戦争をやっている両国に、戦費を貸し与える国際金融はあまり知られていない。
殺し合わせて、戦争をなるべく長引かせて儲けるのだ。
どっちが勝とうが関係ない。
先の大戦(太平洋戦争)で、日本は、米国の銀行ディロンから戦費を借りていたのである。
ヘギョンとかウンギョンとか、時々名前の変わるヒトなんだが、
とりあえず横田めぐみの娘である事はハッキリしているらしい。
その、めぐみの娘を日本に人質に差し出す事で1兆とか2兆とかせしめようというのが、北朝鮮の魂胆だそうで、
そんなに上等な娘だとも思えないんだが、
まぁ、どうしてもめぐみ本人は返せない事情があるわけです。
取材に対し、日本の拉致被害者、横田めぐみさんの娘キム・ウンギョンさんが11月に日本を訪問することで、日本と北朝鮮が合意したと述べた。
北朝鮮側はウンギョンさんが両国を自由に往来できる形を要求。
これに対し、日本側は日本永住を求めており、
意見が食い違っているという。
拉致被害者を得意満面、アベが連れ帰って、そこで衆院解散、
とかいう噂もあるんだが、それにしちゃショボいタマだw
なんでめぐみ本人を返せないのか
「既に殺しちゃった」
「スパイ組織のボスになってる」
「・・・・・・」
返すことのデメリットの方が大きいので、絶対に帰らないんじゃないかな。せいぜい、返すような素振りで、
カネをどれだけ引っ張れるか、そんな計算だけです
そうすれば米国における安保屋の仕事はなくなる。
アジアにおける情勢は大きく変わった。
安全保障の体制も変えなくてはならなくなっている。
集団的自衛権などという米国の安保屋が考え出した構想をもとに、
小手先だけで変えようとしても、とても対応できるものではない。
日本と米国という二つの大国が安全保障を共有するには、
相互安全保障協定を結ぶ以外にない。
日本と米国が組んで、共同の安全保障体制をつくりあげるべきだ。
安保屋などを介在させず、
日本政府の首脳が米国政府の首脳と
対等につき合って、国の安全を図るべきである。
(要約終了)
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アフガニスタン戦争での死者数(2014年6月25日現在)
、米国を除く上位5か国
英国が453人、
カナダが158人、
フランスが86人、
ドイツが54人、イ
タリアが48人である。
いずれこのどこかに日本が入れられることになる。
小さく生んで大きく育てるのが集団的自衛権。
報道ステーション 集団的自衛権
「後藤田正晴氏は、アリの一穴を開けちゃいかん
と一歩も動かなかった」
6月9日報道ステーション
集団的自衛権:海部俊樹元首相
「後藤田正晴氏は、アリの一穴を開けちゃいかんと、一歩も動かなかった。
一番の歯止めは専守防衛ですよ。
地球の裏側、隣の国に、
軍隊を派遣するなんて邪道だ。
これはやっぱり危ない。9条が崩れる。」
報ステで参院の委員会。
集団的自衛権を容認すれば思いやり予算を
含む米軍関連予算の点で余分ではないか、
すでに双務性があるとの指摘に
安倍総理は「条約を果たすためには絆が必要」
といきなり感情論。
報ステで湾岸戦争時の米国公文書を紹介。
ブッシュ大統領が日本に
「一緒に汗をかかないか」
という誘いを威圧を含めてかけてきた。
海部首相は憲法を根拠に「できない」と返答。
こういうのが独立した主権国家だ。
みんながやるからやる、ではない。
報ステ。
湾岸戦争で米国が自衛隊派兵を要請したことを拒んだ海部元首相。
彼を支えたのは後藤田氏だったそうだ。
一度でも海外派兵を認めればどこへでも行くことになると
「アリの穴」論を。
こういう筋の通った政治家が今はいない。
報ステ。
湾岸戦争で自衛隊派兵を拒んだ日本に
「金だけ出して人を出さない」という批判が殺到。
これに外務省が挫折感を味わい、
それ以降、自衛隊の海外派遣を
模索してきたそうだ。
つまり外務省のプライドとエリート意識のために
自衛隊は命を差し出すのか?
集団的自衛権:海部俊樹元首相
「後藤田正晴氏は、アリの一穴を開けちゃいかんと、一歩も動かなかった。
一番の歯止めは専守防衛ですよ。
地球の裏側、隣の国に、軍隊を派遣するなんて邪道だ。
これはやっぱり危ない。9条が崩れる。
安倍政権が成立を目指す、集団自衛権は
結果的にドイツの二の舞
太平洋戦争の末期、日本の支配層が、米国に本土を空襲させ、
沖縄を殲滅させ、広島・長崎に原爆を投下させ、
その代償として守ろうとした国体は、戦後、米国に変わった。
支配層は、奴隷精神のまま、
今度は自衛隊を傭兵として米国に差し出す。
自衛隊員は
棺おけに入って帰ってくるー