お願いできないでしょうか
↓
なにかおそろしさを感じました。
睡蓮の開花の刻の水しなふ きくちつねこ
睡蓮をもたげし水のうねりかな 鷲谷七菜子
【万葉歌】かはづ鳴く清き川原を今日見てはいつか越え来て見つつ偲はむ
2日、TBS唖然とするようなニュース
以下詳報を解説ーー
ブログがあります
何と米国の元国務次官補のカート・キャンベルらが、
<ブッシュ政権の元NSC上級アジア部長兼東アジア担当大統領特別補佐官のマイケル・グリーンも同行
キャンベルらは、俗に「知日派」と呼ばれる米国の国防系のスタッフで。
米国べったりの自民党議員(保守タカ派)は、安保政策に関して彼らの意見や忠告(指示?)をを聞く機会が多いしー。
このような人たちが、日本で公明党の代表と直接会って、
安倍官邸&自民党幹部は、マジでかなり追い込まれているのかも知れない。(~_~;)
安倍前政権時の07年の夏、当時の米大使が
そこでー
自公の中にも、安倍に非協力的な議員が少なからずいたことから、
そんな淡い期待もーー(^^ゞ
* * * * *
『アメリカの知日派の代表格の1人、キャンベル前国務次官補が来日
公明党の山口代表と極秘に会談しました。
狙いはどこにあるのでしょうか?
関係者によりますと、キャンベルらは日米防衛協力の指針いわゆるガイドラインの年内の見直しに向けて、
「行使容認の方向性を含めた閣議決定は早い方が望ましい」
という意向を伝えましたが、議論は平行線をたどった模様です。
安倍総理、菅官房長官に近く、政権発足後、6回もアメリカを訪れている自民党の河井克行・前外務委員長は・・・
「オバマ政権の高官、それから連邦議会、全く党派の違いなくですね。
集団的自衛権の限定的な容認の閣議決定については、できるだけ早く行ってほしいと」
(自民党 河井克行前衆院外務委員長)
先月も訪米した河井によれば、アメリカ側は日本が集団的自衛権の行使容認を決めれば
より強い同盟関係を築けると期待する一方、ある「懸念」を抱いていたと言います。
「率直に言いまして、これはオバマ政権の高官ということしか言えないんですけど、
与党協議について難航を予測している意見が出されました」(自民党 河井克行前衆院外務委員長)
与党協議をめぐっては、先月23日、安倍総理が自民党の石破幹事長と密かに会い、
今の国会中に合意して閣議決定できるよう強く指示していたことが明らかになりました。
しかしー
与党協議は難航した状態が続き、公明党内には官邸の真意がわからないという不信感が広がっています。
「本当にちゃんとやりたいなら、もっと周到に根回しするだろう、これはどういうことなのか・・・」(公明党幹部)
またー
、オバマ政権が本当に今の国会中の閣議決定が望ましいと考えているのかどうかについても、
公明党内では疑問視する声が強く、自民、公明の信頼関係が揺らぎつつあります。(TBS14年6月2日)』
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ちなみに、上のニュースに出て来た河井克行というのは、安倍の側近。
5月の訪米では、キャンベルらの知日派と会談(ご相談?)を行ない、
キャンベル
河井は20日、ワシントンで記者会見し、米政府高官らとの面会を受けて、集団的自衛権の行使を可能にする憲法解釈の変更に関して「帰国後直ちに今国会中に閣議決定すべきだと首相に直接伝える」と述べた。
* * * * *
<日本にも得体の知れない政治、経済関連or安保軍事系のシンクタンクやら団体たらが色々あって。
2日は、石破幹事長や菅官房長官などとも会談を行ない、
改めて集団的自衛権の行使容認の実現を後押ししたという。(-_-)
この中で、石破氏は、集団的自衛権などを巡る与党協議について、
会談のあと、キャンベル氏は、記者団に対し、
<石破幹事長は、4月22日にアーミテージ元国務副長官と会談。
その時には、アーミテージ
「議論を急がなくていい。政権が倒れないように、
まずは経済政策を優先するべきだ」
と発言。
石破「自公与党での慎重な議論が必要だ」
という姿勢を示していたくせに。
その時のご都合で、コロコロと発言が変わっちゃう人たちなのよね。(>_<)
『野党がオバマに書簡&アーミが集団的自衛権に慎重+レーガンとヨイショされる安倍』>
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安倍&周辺は、米国側に(オバマ大統領にも?)日米ガイドラインの改定までに、集団的自衛権の行使ができるように解釈改憲を実行に移すとお約束しているのではないかと推測している。(@@)
そして河井の言葉から察するに、安倍or周辺は、米国側から
「公明党が賛同する見込みはあるのか?」
と問われて、
「大丈夫だ。必ず説得してみせる」ぐらいのことを言ってしまった可能性も否定できないように思われる。
<または、「いざとなったら公明党を切ってでも、解釈改憲は実行に移す」と豪語しちゃったりとか?(~_~;)>
安倍官邸&自民党幹部は、最近になって、安保上の必要性や米国の意向を強調して、
そこで、<果たして、安倍自民党サイドが提案したのか、知日派さんたちが自ら乗り出したのかは「???」だけど>、
彼らは、もしキャンベル氏らが直接、山口代表に会って、要請や説得すれば(圧力をかければ?)、
公明党も理解や譲歩をしてくれるのではないかと期待したのではないかと察する。(・・)
また、公明党側は、オバマ政権が本当に今の国会中の閣議決定が望ましいと考えているのかどうかについても疑問視している上、
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でもって、話は07年の夏に遡るのであるが・・・。
、安倍が07年の前政権時に、急に首相を辞任することになった大きな要因の一つは、
ブッシュ大統領に「インド洋での海上自衛隊の給油活動を継続(=テロ特措法を延長)」するとお約束したにもかかわらず、7月の参院選に惨敗したため、それを守れなかったことにあるのだ。(**)
そこで安倍官邸&自民党幹部は、米国とお約束したテロ特措法延長を何とか実現しようとして、
<駐日米大使が野党党首に、具体的な法案や政策で、直接要請を行なうのは、もちろん超異例のことだ。^^;>
小沢代表は、結局、8月8日にシーファー大使と党本部で会うことを了承したのだが。
しかし、小沢代表は「アフガニスタン戦争は、米国が『テロとの戦い』だと国際社会のコンセンサスを待たずに始めた」「米国の行動を国連安保理でオーソライズ(承認)する決議はない。米国と共同の活動をすることはできない」と主張。法延長への協力をきっぱりと拒否したのだった。(**)
< この時、心底から「スカ~~~ッ!」とした気分になったことを、今でも忘れられない。(**)
政治的な言動という点では、一番「スカッ」とした瞬間だったかも。(*^^)v>
・『小沢が勝負に出た・・・シーファー会談は、自公民の議員や国民への大きな問いかけでは?』
* * * * *
実は、自公は当時、衆院で2/3の議席を有していたので、参院で法案可決できずとも、
衆院で再可決するという方法があったのだけど。
自民党&公明党内にも、01年に急遽決めたテロ特措法をそのまま延長して、
海自のインド洋派遣を継続することには慎重or反対の意見を唱える人が少なからずいたため、
衆院再可決も困難に。^^;
そこに、とどめを刺すかのようにブッシュ大統領の怒りが示され、
何だか「安倍首相が米国にXXを約束」→
「抵抗する政党があり実現困難に」→
「米国にその政党の説得を要請」・・・ってとこまで
、同じような流れじゃありません?(@@)
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財政難による軍事予算削減に苦しんでいるオバマ政権としては、
米国は、07年の小沢代表との協議でもそうであったように、
それゆえ、公明党に、
「集団的自衛権の行使が憲法9条に反するもので、行使容認するには9条改正が必要であること」、
やむを得ず、解釈改憲を行なう場合でも、時間をかけての慎重な審議や国民の理解や支持が必要であること」をしっかりと主張してもらって、
逆に米国の理解を得て欲しいと願っている。
<尚、公明党は、近隣諸国の理解も必要だと主張しているのだけど、
オバマ大統領も、中国を必要以上に刺激し、日本が中国と関係悪化したり、戦争に発展したりすることは望んでいない。(++)>