そうしたらどんな数字が出たか?と言うと、
毎時320マイクロシーベルトという数字が出て、
私は頭の中でざっと換算して飛びあがりました。
本当に怖かったです。
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それでちょっとどんよりした今日のような天気で、時々小雨が降るそんな天気だったんですが、
私はこの測定器からわずか2kmのところに林があって、
その林のウラが福島第一原発の作業現場、今の事故現場なんです。
で、私はこの数字が致死量だという事を知っていますから、
だから、「これは2年半前に降り積もった放射能ではないのではないか?」
今、我々は福島原発の現場から出ている放射能を浴びているんじゃないか?
そういう殺気を感じまして、
それでみんなで「逃げよう」と言って逃げ出しました。
なぜか?といいますとね、
毎時320マイクロシーベルトっていうのは、
マイクロっていうのは100万分の1です。
非常に小さな単位ですが、
いいですか、毎時ですから。
1時間の話ですから。
1年間はどれ位の時間がありますか?
1日24時間、365日。
8760時間あるんです。
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それを掛け算するとですね、100万なんていう数字は簡単に超えちゃいます。
だってここに100があって、これで大体万ですから。
ね。
それで事故から3年半をかけますと、7.9シーベルトになるんです、今度は。
マイクロがいらなくなる。
100万なんて飛んじゃう。
で、7シーベルトというのはですね、
癌など病気になる被ばく量ではありません。
これは、致死量なんです。
致死量を超えるような。
つまり大熊町の人がここに住んでいた3年間で、今全部死んでいる。
それが起こっているのが今の福島の、その町の、住宅街のど真ん中。
もちろん人間は誰もいません。
犬、猫も一匹もいない。
自動車も一台も通らない。
それが現場なの。
そこをですね、日本の報道界は誰も調べていないだけなんです。
だから、これが今福島で起こっていると先ほど申し上げたんですがね、
皆さんに見ていただくのはこれなんです。
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いいですか。
さっきここが50kmだという事を木内さんがおっしゃいましたが、
そういう事が起こるという事。
だからもう、避難とかそういう問題ではありません。
それからですね、木内さんも私も東日本の人間です。
だけれども何故ここにきて皆さんに訴えるか。
太郎さんもそうです。
選挙というのは本当は地元の人だけでやる事なんです。
周りが口を出す事じゃない。
鹿児島の人達が決める事。
だけど何故ですね、私も山本太郎さんもここへ来たか?と言うとですね、こういう事なんです。
台風が大体沖縄の方から起こって、それでこれがずーっとこういうふうに流れてきますね。
大体の流れでいいますとね、これは偏西風に乗って必ずこうなります。
で、福島の場合はここの福島で事故が起こりまして、今のような大変なことが起こっているんですけれども、
あれでもですね、実を言うと8割の放射能は太平洋に行ったんです。
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今の台風の進路と同じような方向に8割。
残り2割ぐらいが今内陸に降り積もって、今そのようになっている訳です。
お分かりですね、その深い意味は。
だから、川内原発で事故があった場合は、その比ではありません。
そしてこういうふうに流れる、全体としては。
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つまり日本は終わる
だから私たちはみなさんにお願いにきているんです。
絶対に止めて下さい。
日本が終わるんです、これ。
川内原発で事故があったらもう終わるんです。
この事が分かっていない。
だから今からどういう事で終わるかをお話します。
ただしこれは、大気の流れの方です。
海洋汚染がすざまじい勢いで起こっている
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これはこちら九州でどれだけ報道されているのかわかりませんけれど、
我々関東地方では絶えずですね、福島原発の汚染水漏れが大きな記事で出ている、毎日ですけれど、
ここが日本ですよ。
福島から出た放射能は、さっき言ったように8割が太平洋に落ちましたが、
ここがですね、福島の事故から1年位でもうハワイぐらいまで汚染が広がっている。
今もどんどん広がっています。
もうおそらくアメリカの西海岸に、カリフォルニアに到達しています。
そういう状態。
これをですね、川内原発に置き換えて下さい。
九州大学の広瀬直毅准教授という方、
福島の事故から約4ヶ月後(2011年7月7日)に
「川内原発における放射性物質流出事故における海洋拡散シュミレーション」というのを発表してくれました。
これを見るとぞっとしますが、これが九州です。
ここに川内原発がある。
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これが海洋汚染。
大体3ヶ月でここまで汚染が起こるというシュミレーション。
おそらく間違いなくこういうふうになるでしょう。
風向きによってはどうなるかわかりませんけれど、ほぼこういうふうになって。
私はですね、実を言うと福島の事故が起こりましてから、
我が家は、私はかわいい孫と一緒に夜飯を食うので、
もう本当に東北の人達には申し訳ないんですが、東北の魚介類は一切取っていません。
どこから取っているか?と言うと、九州から全部取っています。
本当にお金はかかりますけれど、我が家は今そういう生活をしています。
だから絶対にやめてほしいんです。
いいですか、九州の人達の問題じゃないんです。
これは要するに事故が起こって、みんな日本中で特に東日本の人達は、
もう相当に神経質になって食べ物を選んでいる。
少なくとも買う時には必ず裏を見て、どこのものか見ています。
我が家の場合はハッキリわかっている人から直接取っています。
こんなことが起こったら、日本ではもう魚介類を食べるところが無くなります。
だってここから黒潮があがるんですからね。
これが黒潮がガーッって上がっていくんですから。
千葉県あたりまで。
こちはね、対馬暖流がダーッって上がっていく訳。
日本海も全滅です。
だから、みなさんがどれほど重大な、
日本全土のですね、陸でも海でも命を預かっているのかという事を、
鹿児島のみなさんに本当に真剣に訴えて下さい。
みなさんだけの問題ではありません。
これは、日本がこれからあるかどうかという事のカギを握っているのが、
今日この会場にいる皆さんなんですから、
それを大声でこれからわかりやすく伝えて下さい。
必要でしたら、私は今日使ったスライドを全部有川さんの事務所に送っておきますから、
後で取りに行って、それを使ってどんどん広めて下さい。
という事で、大事なのは食料自給率の問題。
食べ物の問題なんです。
川内原子力発電所からの仮想的な放射性物質流出に対する海洋拡散シミュレーション
(一部転記)
概要
九州大学応用力学研究所広瀬直毅准教授らは、
万一の原発事故に備えて、放射性物質の海洋拡散をシミュレーションしました。
その結果、川内原子力発電所を起源とする場合、
流出した放射性物質はあまり沖合へ拡散せず、主に沿岸付近を移動し、
日本の沿岸域の大部分で濃度が上昇する恐れがあること、また、隣国に達する可能性があることがわかりました
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それで大事なのは食料自給率の問題、食べ物の問題です。
福島県というのは、大体北海道東北の食糧庫です、これが。食料自給率の高いところ。
この福島がやられた訳です、近県もやられました。
だけれど、鹿児島はそれより高いんです、食料自給率が、福島より。
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本当に大事な事です。
皆さんはどれだけ日本人に、日本全土に。
たぶん今、食糧自給率ですね、今は東北がかなり落ち込んで鹿児島やなんかが上がっていると思いますけど、
これは2008年ですからね。
だからみなさんは食糧を握、その責任もですね、
本当に大きな役割を担っているんだと、素晴らしい県なんだという事を自覚して責任を持っていただきたい。
逆に言うと、原発を止めていただきたいということです。
つづく