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Channel: 営業せきやんの憂鬱ブログ
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「辞めてもイイトモっ!」出演はスピン手法

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          コチラにもヨロシクポチッ⇒http://localkyushu.blogmura.com/miyazaki_town 
 
チしてくださーーーーーーーいぃ
     
 今日の誕生日の花は・・・バイモ
花言葉は・・・・・・・・・・ 才能 

  ユリ科

                        この日の誕生日の人
            中山晋平〈1887〉大橋巨泉(1934) 
            山根基世(1948)  有働由美子(1969)丸山真男(1914) 
           作者の言葉
           釣り鐘形の花が下を向いて咲くおとなしい花です。三月二十
           二日はラジオ放送が始まった「放送記念日」と知り、一輪挿
           しにバイモを生けて、ささやかなお祝いとしました。
放送の記念日と今朝聞きしより
バイモ一本柱に掛ける  鳥海昭子    
  
                  気楽とは淋しきものよ貝母咲く    小出 民子
        貝母咲き小ごゑで足りる暮らしかな   小出 文子        
        囀はあふれるいのち運び来る    千田 初江

             
   【万葉歌】大崎の神の小浜(おばま)は狭けども百舟人は過ぐといはなくに
                                     (巻6ー1023)
   
    
  21日放送のフジテレビ「笑っていいとも!」のトークコーナー
「テレフォンショッキング」に、
安倍晋三総理が登場。
 
イメージ 1
 
現役総理の生出演は初めてで、スタジオアルタ(東京都新宿区)に「お~~」というどよめきの声が沸き起こったー。
安倍晋三が○カである証拠ー
http://twitcasting.tv/madmanjapman
http://m.huffpost.com/jp/entry/4997076

 さすがに多忙ー、番組スタート時はまだ移動中。
総理が到着すると点滅する赤いランプがステージに用意され、12時26分に点灯。
CM後に登場し、47分まで約18分間出演した。
イメージ 3
イメージ 4

タモリがネクタイを締めたスーツ姿、安倍総理がジャケット姿にノーネクタイでの登場。会場にはSPが配置されるものものしい雰囲気もあったが、軽妙なやり取りが続いた。
イメージ 2

国家の品格が崩れ行っているー
電波は国家が管理していますー
電波で営業してる競合激しいテレビ業界に
フジテレビのみに、一国のトップの総理出演ー
 公平公正の原則
1局に肩入れしてるととられかねないー
 
社民共産への追求話題提供、矛先隠し
 1社に露出は
  甥っ子がフジテレビ入社したからー
 
どうもコリャァくさい
本命隠し・・・
 
これってぇ
ハグラカシ
スピン手法だろうー
 
①4月からの消費税導入での
リーマンショック以上の経済混乱がおきる
ゆえの目くらましー ①はいずれ例示
 
②日米関係および
 隣国4ヶ国中国北朝鮮韓国ロシア
安倍支持者の不満増大になるゆえー
とりわけ
 来週の日米韓首脳会談カムフラージュ
   
③なし崩し軍事品輸出三原則
「西」ウクライナ国から
「東」クリミアロシア併合問題
  第3次大戦への引き金?
死の商人国家へ歩み早める安倍普三っ!
 
 
猫騙しに
  ダマサレないぞ
 
③★【クリミア発】 
「暮らしてゆけない」 
人々は豊かなロシアを選んだ
                                  2014年3月21日 02:27
                               
http://tanakaryusaku.jp/
 事が起きると即現地にとんだ田中竜作は
   本物のジャーナリストだぁ
全国メデイアは安倍お友だち所業に明け暮れのみ
ジャーナリズムにあらずー
孤軍奮闘の田中ジャーナルを見習うべしー
 
イメージ 1
ロシアとウクライナの生活水準を比較した貼り紙広告を携帯電話の内蔵カメラで撮影する母親。=州議会前・シンフェロポル 
   
 
 クリミア州議会前に貼り出された広告に人々の熱い視線が注がれていた。
若い世代は携帯電話の内蔵カメラで撮影し、
高齢者は まじまじ と見つめる。
  
 広告の内容は、ロシアとウクライナの生活水準の比較だ。
「サラリー」「医療」「年金」…
庶民の生活に密接に関わる分野の数字が並ぶ。
ウクナイナ(クリミア)とロシアを対比しているのだ。
 
 ・平均月収:ロシア=6万3,700円、クリミア=2万7,700円。

・年金:ロシア=2万4,700円/月、クリミア=1万4,100円/月。

・医療:ロシア=病院建設、医療機器などの医療財政は
          国家が100%負担、
   ウクライナ=政府が60%、国民が40%負担。
 ロシアは健康保険への加入が義務付けられているが、
ウクライナは健康保険がない。
病院にかかった場合は全額自己負担である。
 
 
 以上はあくまでも貼り紙広告に書かれている数字だ。
それを見つめていた大学准教授のベロニカ・イリヤナさんは
「この数字は本当だ」と指摘する。
ベロニカさんの知人の大学教員はロシアに移り住んだら月収が4倍になった、という。
 
 
 勤め先の国立大学からベロニカ准教授が得るサラリーは
2万4千円/月。
この収入で“家賃”を払い、10歳の息子と病気の母を養ってゆかなくてならない。
 
 
イメージ 2
 
 主婦と思われる女性は、オレンジを一つ一つ手に取りながら慎重に品定めしていた。=シンフェロポルのスーパーマーケット 
 
 「 これでどうやって暮らしてゆけるの?
大概のクリミア人は、まともに働いていても暮らしていけない」。
 
ベロニカ准教授は大学の授業の合間を縫うようにして通訳や翻訳のアルバイトに励む。
アルバイトのおかげで何とか一家を養って行けるのだそうだ。
  
 救いは“家賃”が月7千円と安いことだ。
家は「住宅共同組合」が貸与する。
家賃にはガス、暖房用スチーム、お湯、水道代が含まれている。驚くべき住宅政策である。
 
 ソ連時代の名残の「住宅共同組合」のおかげだ。
ソ連の一員だった頃はもっと“家賃”が安かった、という。
 
 
 「ソ連時代、ホームレスはいなかったが、
独立後は“家賃”が高くなり、ホームレスを見かけるようになった」。
ベロニカ准教授は話す。
 
 
  家賃がバカ高い日本では おびただしい 数の人が住居を失う。道理だ。
 クリミアの人々にとって「強いロシア」とは
「豊なロシア」なのである。
クリミア通信社によるとプーチンは労働省にクリミアの人々の年金を引き上げるよう指示した。
 
プーチンは鋼の肉体
   猫騙しには屈しない  

イメージ 2
 
 
 
②安倍の唯一の政策
 米ファシストらと進める戦争準備政策
  仮想敵中国っ!
 ところが・・・
  大統領オバマ・・
婦人を立ててファーストレディー外交
 米中接近!
   20日日本無視
   オバマご婦人ご子息・・・

イメージ 4ファーストレディー外交に注目=米大統領夫人、首脳会談に「花」-中国

イメージ 5【北京時事】ミシェル・オバマ米大統領夫人は20日、北京に到着し、1週間の中国訪問を開始した。習近平国家主席の夫人で人民解放軍所属の国民的歌手・彭麗媛さんと共に北京市内の学校や明・清時代の皇宮「故宮」(紫禁城)を訪れ、交流を深める。
 
 夫人の訪中の間に、夫同士はオランダで首脳会談に臨む。2人のファーストレディーが大国外交に「花」を添えることになりそうだ。
 
 
 ミシェル夫人は教育問題をめぐる議論を望んでおり、北京大学で講演する。北京の後に西安(陝西省)と成都(四川省)も訪問する
異例の長期訪問ー。
 
 昨年6月に夫人の同行でカリフォルニア州を訪問した習主席が
オバマ大統領と首脳会談した際、
ミシェル夫人の事情で夫人交流が実現しなかったため、
今回は夫人が母親や娘2人を連れて訪中することになった。
 
 
 ミシェル夫人の訪中については、中国メディアが大々的に報道。
京華時報は「ファーストレディーは米外交の潤滑油」、
新京報は「中米『夫人サミット』上演」と見出しを掲げた。(2014/03/20-22:04) 
 
オバマ(O)と習近平(S)は、
ランチョ・ミラージュ( 1 、 2 、 3 、 4 )以来ツーツー。
  プーチン(P)とオバマは、
北アイルランドのG8サミット以来ツーカーで、
今もウラではツーツー。
つまり、今の世界は
「POS(ポス)」が主導している…。
 
 これを、国際政治を知るための
「ポイント・オブ・シークレット」とー。

昨年の7月、大胆に↓こー予言した。
次の覇権国家は、プーチンのロシアだ!
 
 
 いま、世界は、プーチンのロシア、
ロシアのプーチンが有利になるように動いている。
 
 
 プーチンのロシア、ロシアのプーチンが
世界覇権を獲得してゆく…、
すべてがそーゆー流れになっている。
             なってきている。
 
 
さて、昨日、オバマ米大統領夫人が訪中した。
1週間という異例の長期滞在の間、
中国国家主席・習近平夫人が行動を共にするという。
 
  習近平夫人の彭 麗媛(ほう れいえん、ポン・リーユアン、Peng Liyuan)は、中国人民解放軍の少将で、人民解放軍総政治部歌舞団・団長という要職にある。 
 
 彼女は、80年代初頭に「在希望的田野上」という曲で一世を風靡、超有名なスター歌手になるが、習近平と結婚したあとも、中国のトップスターとして中国の民族歌謡・愛国歌謡の大御所である。
 
  人を演芸で楽しませる芸人のプロ中のプロである彭麗媛が、ミシェル・オバマ米大統領夫人に付きっきりで中国大陸を巡りながら接待するのだ。
  
 おそらく、ミシェル夫人は、夢のような楽しさと華やかさと、人を接待することにかけては世界一の中国人の熱烈歓迎に、この上ない感激を感じながら、一生忘れられない熱く懐かしい想い出をつくるだろう。
 
 
 これで米中の首脳同志は親戚のような親密関係になり、米中の国家関係も一層緊密な友好関係になる…。
 
 
 こういう流れを最も歓迎して喜ぶのはロシアのプーチンであり…、最も苦々しく思うのは、ニッポンの安倍晋三だろう。心臓に良くない。
 
 プーチン(P)、オバマ(O)、習近平(S)。この三人(POS)が一層緊密になっていく流れ。これが、いま現在の世界のトレンドだ。
 
やっぱり、消費税8%は、ダメ!!!
 
 
「なんと、今朝の新聞折込チラシ、
数えてみたら60枚もありました。
「増税直前特別価格」とか
「消費税8%せまる!増税前 今がチャンス」などの見出しがおどっています。
ため息が出ました。
 
イメージ 1
 
 
米ウェルズファーゴ銀行が破たんへ。
 
米国は抱きつき心中の相手に日本を選んでいる。
日本は、奴隷の民族性があり、政治家も国民も消費税増税に文句をいわなかった。こんな民族は世界に日本しかない。結果的に、米国の抱きつき心中で死ぬのは、日本だけである。米国は日本のすべての富を吸い取って生き残る。
自民党のいかがわしさは、保守といいながら、移民を増やそうとしていることだ。
これは少なくとも民族派の保守の思想ではない。
新自由主義の思想だ。
いくら日本人が減ってもかまわない。
移民で安い労働力を確保していく。
いずれ日本は米国並みの
雑多な民族のるつぼになろう。これで保守かね。
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何事も切り捨てる時代。
家族では親を切り捨て、
学校では子どもを切り捨てる。
司法は被告を切り捨て、
官僚と政治は、国民の健康・命を切り捨てる。
これが集団的自衛権で、
もうすぐ他民族の命を切り捨てるようになる。
 
テレビは、すべてウクライナ問題をクリミアに絞って報道している。これはロシアのプーチンを悪玉に仕上げるための誘導。
ウクライナ問題の本質はキエフのヤツェニュク政権にある。
EU・米国の支援のもと、デモを利用して、
暴動を起こし、暴力的に政権を奪った。
この事実をメディアは隠蔽し続ける。
クリックすると新しいウィンドウで開きますkp、ぉ
恐怖の4月。
作られた偽物の株高が終わる。
アホノミクスも終わる。
物価が上がり、
消費税増税が始まる。
給料が上がることはまずない。
日本企業の利益の配分先は、1 内部留保 2 設備投資 3 株主への還元 4 有利子負債削減 5 新製品・新技術の研究・開発 6 従業員への還元。
 最後だ。
クリックすると新しいウィンドウで開きます
昨年の円安も、株高も、
実体経済を反映したものではない。
昨年4-6月の、経済指標を一時的でもかさ上げし、
昨年秋に消費税増税を決定するために、
米・欧・中の金融マフィアが総出で演出したものだ。
勝つのはハゲタカだけのイカサマ賭博だったので、
それがそろそろ引き揚げ始めた。
クリックすると新しいウィンドウで開きます
4月の消費税増税以降、しばらく経って自殺者が急増する。
前回も消費税増税の後にそうだった。クリックすると新しいウィンドウで開きます
 
 
現代日本の惨状は、米国、政治家、官僚、マスメディアが作ったものだ。99%は確実に棄民されている。
国民から税を巻き上げながら、国民のためではなく、
自分たちのために使う。
現在の安倍政権は、国家の私物化である。
批判すべき国民は、マスメディアの絶えざる洗脳・誘導で奴隷にされている。
 
 
 
今日の国会で浜田和幸議員が爆弾発言!
『アメリカはウクライナの金33トン持ち出した・・火事場泥棒・・』
浜田『人工地震兵器は軍事上世界の常識』発言でも有名
 
 
 田中宇3月20日の記事
 「最終的に 中露主導でドルや米国債の米経済覇権を崩す動きにまでつながりそう」とみています
 
ドイツ首相「ロシアは引き続きG8のメンバーだ」
独仏の間でロシアに対する姿勢が分裂している
 
ロシア自身は時代遅れの米英主導のG8より
G20やBRICSを重視しており
独仏の分裂をあざ笑う状況
米国の覇権は自滅的に崩壊する一方
 ロシアは強さを取り戻す
プーチンの長期戦略が成功
シリア内戦ではロシアに支援されたアサド政権が
反政府勢力を駆逐する流れになっている
 
サウジアラビアやカタールが手を引き
 シリアは
ロシアとイランの傘下で安定しつつある
 
イスラエルでさえも 「中東における米国の覇権が後退してロシアに取って代わられていることを認識」しており
「シリアでイランが影響力を拡大している時には文句を言ったが
 ロシアが拡大していることには文句を言わない」-
 

露クリミア併合の意味

2014年3月20日  田中 宇

この記事は「ウクライナから米金融界の危機へ」(田中宇プラス)の続きです。

 3月18日、ロシアとクリミアが国家合併の条約に調印した。

3月16日に行われた住民投票において投票率83%、支持率97%という圧倒的多数で、クリミアのウクライナからの分離独立とロシアへの編入が支持されたのを受け、クリミア自治共和国の議会は、独立と、ロシアへの併合を決議した。

同決議を受けて、ロシアのプーチン大統領がクリミアの併合を決定し、両国間で併合条約に調印した。今週中にロシア議会が併合条約を批准し、正式な国家併合になる。(95.7% of Crimeans Give The Finger To The White House Tyrant)(Russia, Crimea Sign Historic Reunification Treaty

 私はこれまで、クリミアが住民投票でロシアへの併合を決定しても、プーチンはクリミアの帰属をめぐる問題を米欧との交渉の道具に使うことを優先し、クリミアに経済と安保面の支援を行うだけでロシアへの併合を認めず、クリミアはロシアなど数少ない国々のみに承認された独立国家になる「南オセチア型」の展開を予測していた。

プーチンがクリミアの併合をほぼ即時に決めたことで、私の予測は外れた。(◆米露相互制裁の行方)(プーチンを強め、米国を弱めるウクライナ騒動

 米国覇権体制の永続を祈願する対米従属派の人々は、米覇権の自滅的崩壊と多極化の流れを指摘する私の予測がはずれると「田中宇の指摘はやはり空想だった」と喜ぶ傾向がある。

しかし今回の私の「はずれ」は、米覇権永続祈願の人々にとって全く歓迎できないものだ。

プーチンはクリミアを併合しないだろうと私が考えた背景には、ロシアが経済的・軍事的・国際政治的に、米欧に真正面から対抗できるほど強くないし、米欧から本気で経済制裁されると困るので、プーチンは米欧と取り引きしたがるだろうという読みがあった。

実際には、今回のウクライナ問題を機に、米欧が経済的・国際政治的に意外と弱く、しかも(特に米国の)やり方が自滅的に下手くそである半面、ロシアが意外に優勢であることが顕在化し始めている。

プーチンは、クリミア併合を発表した演説の中で、米欧から制裁されても打撃にならないと述べている。プーチンのクリミア併合決定を受け、ロシアの株価は上昇した。(Russian Stocks, Ruble Respond To Obama's Sanctions By Extending Gains

 米国は対露制裁の第一弾として、ロシアの政治家7人とクリミアの政治家4人に対する、在米資産凍結や米入国拒否などの制裁を発動した。

彼らの多くは米国に資産を持たず、米国に行く予定もないので、制裁は無意味だ。

プーチンの側近は、制裁を「子供のいたずら」と嘲笑している。(Obama Says Putin Must Pull Back on Crimea Annexation

 欧州は、ロシアに対する姿勢が各国間で分裂している。

ギリシャやキプロスはロシア制裁に反対している。これらの国では、米英投機筋がユーロ潰しのために起こした金融危機に対してロシアが救済金を出した。ブルガリアやスペインも対露制裁に消極的だ。

(日本も、中国敵視策の一環としてロシアに接近したいので、米国からの批判を避けるための最低限の対露制裁しかしないことを決めた)(Putin approves draft bill for Russia to annex Crimea

 フランスの外相が3月18日、G8がロシアを除外する決定をしたと表明した。

しかしドイツの首相は、ロシアは引き続きG8のメンバーだと言っている。

EUの中枢である独仏の間で、ロシアに対する姿勢が分裂している。

ロシア自身は、時代遅れの米英主導のG8より、多極型のG20やBRICSを重視しており、独仏の分裂をあざ笑う状況だ。(French FM Fabius: Russia's participation in G8 meetings suspended)(Russia to remain G8 member: German chancellor

 EU諸国は、消費するガスの4割がロシアからの輸入で、その大半はウクライナを通るパイプラインで運ばれる。

ウクライナ新政権の中枢にいる過激な極右は、すでに「ロシアを困らせるため、ウクライナを通るガスパイプラインを破壊しよう」と放言している。

今後、米欧とロシアの対立が激化し、ウクライナも過激になり、ロシアからEUへのガス供給が止まる可能性が増している。

EUはガスを止められた場合、今年10月分までガスの備蓄があるが、その後の冬季の分のガスが足りなくなる。

次の冬は、欧州の市民にとって厳しいものになりそうだ。(Right Sector leader: Kiev should be ready to sabotage Russian pipelines in Ukraine

 以前の記事に書いたように、ウクライナはロシアに比べて軍隊が非常に弱い。

それを補うため、ウクライナ新政権の安保部門の最高責任者であるネオナチ政党スボボダの創設者、アンドリー・パルビーは、6万人の極右ネオナチ支持者に軍事訓練をほどこして「国家防衛隊」を組織しようとしている。

これは全く、悪名高きナチスの親衛隊の再現だ。極右の彼らはおそらくロシア軍と戦うより、ウクライナ国内のロシア系など自分たちに従わない者たちへのテロ行為に注力する。

下手をすれば内戦だ。

ウクライナ新政権を支援している米欧の倫理欠如が国際的に問題になり、国際政治的な米欧の弱さが増すだろう。

米国がいずれウクライナをNATOに入れるとの予測もあり、そうなると米欧の倫理的な弱さがさらに増す。(◆米露相互制裁の行方)(Obama Backs Down on Crimea

 米欧はクリミアの住民投票を「国際法上、無効だ」と言っているが、その根拠が不明確だ。

英国と領有権を争ったマルビナス諸島(フォークランド)が昨年の住民投票の結果、英国領であり続けることを認めざるを得なかったアルゼンチンでは、キルチネル大統領が「(米英主導の)国際社会は(米英側が勝った)マルビナスの住民投票を合法と認めたのに(米英側が負けた)クリミアの住民投票は違法だと言う。これは全くおかしい」と発言し、クリミアの住民投票を正当と認めるべきだと主張した。

クリミアは歴史的、民族的にロシアとのつながりが非常に強く、ウクライナの他の地域と異なる独自性があり、住民投票は国際基準からみて正当だ。

アルゼンチンの大統領の主張は正しい。

その分、米欧の国際信用が下落している。(Argentine president condemns Western policy on situation in Crimea

 EUは05年にフランスとオランダで政治統合(リスボン条約)に関する国民投票をやり、いずれも否決された。

しかしその後、EUは文言を少し変えた新協定を作り、今度は入念に世論操作をやってから再び国民投票を行って両国とも可決し、無理矢理に政治統合を決めた。

EU自身、こうしたインチキを何度もやっているのに、クリミアの住民投票やロシアの併合決定を違法だと言うのは筋が通らないと指摘されている。(The EU's Stunning Hypocrisy on Crimea)(否決されたEU覇権

 米欧とロシアの関係史をよく見ると、米欧の方が横暴なうそつきで、ロシアの方が被害者だ。冷戦後、米国はNATOを東欧に拡大しないと約束してロシア軍を東欧から撤退させたが、その後米国は約束を守らず、東欧をNATOに加盟させた。

911後、ロシアは米国のアフガン占領に協力し、中央アジアのロシア軍基地を米軍に使わせてやったりしたが、そのお返しに米国がやったのは「イランからのミサイルを迎撃するため」という茶番な理由をつけた、ロシア近傍の東欧への短距離ミサイル配備だった。(Is Putin the Irrational One?)(Vladimir Putin, strongman of Russia gambling on western weakness

 今回の危機直前の昨年11月、ロシアはEUに対し、ウクライナも入れた3者間でウクライナの安定について協議しようと提案しが、EUは無視し、

逆にウクライナに「EUとロシアとどちらにつくか」と二者択一を強要した。

当時の親露的なウクライナがロシアを選択すると、EUは、米国と協力してウクライナの政権を転覆した。こうした米欧のロシアに対する横暴やウソは、ソ連崩壊後のロシアが弱く、米国の覇権が圧倒的に強かったからだ。

しかし今、米国の覇権は自滅的に崩壊する一方、ロシアは強さを取り戻すプーチンの長期戦略が成功し、今回のウクライナ危機で形勢の顕在化している。(Escalation In The US Reaction For Survival: Trigger A Cold War To Make It Easier To Annex Europe

 米国は、間接的にロシアを有利にしてやる行動を次々に行っている。

たとえば米政府は3月18日、米国に駐在するシリアのすべての外交官に国外退去を命じ、シリアとの国交を事実上断絶した。

米政府はその理由について何も発表しておらず、シリアとの国交を断絶したわけでないと言っているが、実態的に米国の今回のシリア大使館追放は国交断絶と同じだ。(U.S. orders closure of Syrian embassy, consulates

 米オバマ政権は昨夏、シリアを空爆すると言った後で撤回した挙げ句、シリアに化学兵器を撤去させる代わりに国際的に許す策を提案してきたロシアに後始末を丸投げし、それ以来シリア問題はロシア主導で解決されている。

ロシアなどによるシリアの化学兵器撤去が4月中旬に完了する見通しがつき、同時にシリア内戦では、ロシアに支援されたアサド政権が反政府勢力を駆逐する流れになっている。(Syrian chemical weapons to be completely removed by April 13)(Assad fights on thanks to Russia, Iran and Hezbollah)(シリア空爆策の崩壊

 最近、反政府勢力を支援してきたサウジアラビアやカタールが次々に手を引き、

シリアはロシアとイランの傘下で安定しつつある。こうした状況下で、米国がシリアとの国交を断絶することは、ロシアやイランをますます有利にする。

シリアとイランの間にあるイラクも反米的な姿勢をとっているし、シリアの隣のレバノンも、イラン傘下のシーア派政党ヒズボラが席巻している。(Saudi calls on all foreign fighters to leave Syria)(Breaking News: Doha Ending All Their Commitments to the Rebels

 トルコも、強権のエルドアン政権が、米国に住む宗教指導者フェトラ・ギュレンに政権転覆を画策され、米国系の謀略と戦う中で反米的な傾向を強めており、ロシアやイランに接近する傾向だ。

今のタイミングで米国がイランと国交を絶つことは、中東の覇権をロシアに無償譲渡するのと同等の、馬鹿げた(隠れ多極主義的な)行為だ。

イスラエルは、中東における米国の覇権が後退してロシアに取って代わられていることを認識しており、シリアでイランが影響力を拡大している時には文句を言ったが、ロシアが拡大していることには文句を言わない。(White House says Turkey's Erdogan misrepresenting his phone call with Obama)(Syria Assad fights on thanks to Russia, Iran and Hezbollah

 オバマ政権は、ロシアを制裁すると言って、逆にロシアを優勢にするような行為ばかりやっている。

意図的とすら疑われるオバマ政権の下手くそなやり方に米議会もしびれを切らし、経済制裁に関するオバマ政権の政策を監視する小委員会を、議会下院の外交委員会の中に新設すべきだという声が出始めた。

しかし米議会自身、過激な覇権策をやって失敗に至らせることが大得意で、オバマ政権を監視できる状況にない。(Russia sanctions: effective or feel-good?

 優位が増すロシアは、米欧に制裁された分だけ制裁を仕返すだろうから、米露間の相互制裁は激化する方向だ。
相互制裁が進むほど、ロシアに有利になり、最終的に中露主導でドルや米国債の米経済覇権を崩す動きにまでつながりそうであることは、前回の記事に書いたとおりだ。(◆ウクライナから米金融界の危機
 
 
 

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