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テレビが正直だったころ

 
 
ザ・ベストテンは面白い番組だったので毎週見ていたんだが、                               なんといっても生放送というのが              ハラハラドキドキさせるわけで、               
 
歌詞を間違えたり、泣いたり、ハプニングを期待してワクワクするわけだ。
 
業界では「ナマはアタルと怖い」という言葉があって、
たとえば小劇場の芝居とか、
インディーズのライブとか、
一度見ると嵌っちゃって、
せっせと通ったり、
そういうのに使うんだが、
食中毒で腹を壊すみたいな、
 
でも、当たると一気に人気が出るみたいな、そんな魅力がある。
 
そもそもTVというのは、そんなナマの臨場感が魅力だったはずなんだが、
 
今じゃトラブルを恐れて収録ばかり。
 
アイドル・グループなんか、ナマじゃ出来ないしw 
 
だって48人分の無線マイク用意出来るか? 
 
つうか、実際に音取ったら、ドタバタいう足音がうるさくて、歌声が聞き取れないぞw 
というわけで、
TV局が、本来の「面白さ」である
「ナマ」という魅力を捨てた以上、
このままではニコニコ生放送に視聴者は奪われる日も遠くないかw

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山口百恵、郷ひろみ、沢田研二、桑田佳祐、松田聖子、たのきんトリオ、中森明菜...。
飛ぶ鳥を落とす勢いだった歌手たちの人柄、素顔、事件などが次々登場します。

「あ、この放送、おぼえてる」っていう記述もけっこうあったりして。
頭の中で、当時の木曜夜9時の気分がよみがえりました。
ちなみに「番組開始当初、司会は黒柳さん久米さんに西田敏行さんも加えたトロイカ体制が構想されていた」とか、知られざる小ネタもいろいろ。        
あと凄いのは、                      巻末に全603回分のランキングがすべて掲載されていること!
当時を知ってる人なら、これだけでゴハン3杯はいけるのでは。                          
テレビ黄金自体を築いた番組制作者の熱気、誇り、若気の至り。
70年代後半から80年代にかけて、日本の「歌謡曲」がもっとも輝いていた時代の空気がビシバシ伝わってきた好著。                        当時を知るアラフォーには絶対おすすめ。
 
「ザ・ベストテン」でランキングの操作は一切なかった」
 人気音楽番組「ザ・ベストテン」を手がけ、
8月28日に特発性間質性肺炎のため死去した
元TBSプロデューサー・山田修爾さん(享年67)の葬儀・告別式が
 
9月3日、
東京・青山葬儀所で営まれ、
同番組で司会を務めた黒柳徹子(80)、久米宏(69)ら約200人が参列した。

 黒柳は弔辞の中で、1978年1月の番組開始時に                         「本当に1位でない人を、1位と言わせないでください」                      と"ランキング操作"拒否の姿勢を打ち出したところ、山田さんは番組終了までの12年間、その約束を守り抜いたことを明かした。
 
 第1回放送は、大人気だった山口百恵さんの楽曲が11位。

同番組はベスト10に入った歌手が生出演して歌う内容で、周囲からは            「(10位以内で番組に)出ない人がいるなら百恵さんを出してもいいんじゃないか」    「百恵さんの出ないベストテンなんて」などと、番組を盛り上げるためのランキングの"やらせ"を提案する声も上がったが、       山田さんは「黒柳さんと約束だから」      と出演を認めなかったエピソードを披露した。


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