強い怒りを感じるのは結構だが、現地入りして化学兵器によると思われる被害者の状況を確認したのであろうか? まさか反政府勢力の映像とシリア高官の電話盗聴だけで断定したわけではないでしょう。 また国連決議案は中露の拒否権発動で意味ないのでは? シリア反体制派が毒ガスを使って欧米の軍事介入を誘発している可能性はないのか? どうも自作自演の行為に見えてしまう。
アサドはそんなに無能な男ではないと思うが?
シリアへの軍事介入で化学兵器の証拠が発見されず、そしてイランとの闘いへと中東は大きな混乱に至るのではないか。 オバマも難しい判断に苦慮しているであろう。 対シリア、英国が武力行使へ国連決議案提出方針 2013年8月28日22時26分 読売 【ロンドン=林路郎、パリ=三井美奈】 英国のキャメロン首相は28日、シリアでの化学兵器使用に対し、武力行使を容認する決議案を国連安全保障理事会に提出する方針を明らかにした。 首相は、簡易投稿サイト「ツイッター」への書き込みで、米英仏などが検討する軍事行動について、
「いかなる対応も合法的で、化学兵器使用への対応に特化したものでなくてはならない」 と強調した。 決議提出は、米仏も後押ししているとみられる。 キャメロン首相は28日、首相官邸で国家安全保障会議を開き、関係閣僚や軍・情報機関幹部との間でシリアに対する軍事介入の可能性とシナリオについて詰めの協議を行った。 ファビウス仏外相も28日の閣議後、 「強い怒りを感じる。(アサド政権を)罰する必要がある。オランド大統領は必要な時に決定するだろう」 と述べ、軍事介入に前向きな姿勢を示した。 ケリーだけが騒いでいる感じである。タイミング良く来年の消費増税はすべてシリア戦費として消えてしまいそうである。 米軍史上、最も不人気な 戦争 が始まる? Least Popular War Ever?
シリア政権による化学兵器の使用で軍事介入を検討するアメリカだが、国民の支持はたったの9% 2013年8月27日(火) ジョシュア・キーティング ジョン・ケリー国務長官は混乱が続くシリア情勢について、化学兵器の使用が行われたと断定する声明を26日に読み上げた。 さらにはアサド政権による攻撃の可能性が高いとの見方を強め、軍事介入についても検討を進めているという。 だが、アメリカ国民の反応は冷ややかだ。 ロイターと世論調査会社Ipsosが行った調査によれば、シリア介入に 賛成する国民は9%で、 反対は60% にも上った。 世論の反対は強く、この数字が劇的に変わりでもしなければ米軍は、かつてないほど国民の支持が得られない戦争に突入することになる。 2011年のリビアへの米軍介入にはアメリカ人の47%が賛成していたが、著名な政治ブログ「トーキング・ポインツ・メモ」は当時、 「過去30年間で最も支持が得られないアメリカの軍事行動」 と指摘した。 イラク戦争(03年)の開戦当時の支持率は76%、アフガニスタン紛争(01年)の支持率は90%だった。 過去をさかのぼって見てみると、NATO(北大西洋条約機構)が軍事介入したコソボ紛争(99年)直前の世論調査では国民の支持は46%だったが、当時は「生ぬるい」と評された。 さらに父ジョージ・ブッシュ大統領によるソマリア派兵「希望の回復」作戦(92年)では、81%が大統領は「正しい行動をしている」と答え、グレナダ侵攻(83年)は開戦当時、53%の国民が支持していた。 イラク戦争やベトナム戦争への反対が最も高まったときでさえ、支持率は30%前後にとどまっていた。 もちろん、いざとなればアメリカ人の気持にも変化が訪れるだろう。 実際に米軍による攻撃が始まり、国民は愛国心から軍事行動を支持すべきだとの考えが広がれば、シリア介入を後押しする声も高まると思われる。 イラク戦争当時も戦争を支持する意見は、介入までの数カ月にわたって外交関係が壊れるにつれ、52~59%だったものが70%ほどに上昇している。 だが、それでもシリア介入が現実的になった時点でのこの数字は、あまりに低いと言わざるを得ない。 シリアの場合、たとえ介入への支持が5倍になったとしても、その数字は45%にしかならない。決して支持が高かったとは言えないリビア介入と同程度だ。ドナルド・ラムズフェルド元国防長官はかつて、「君たちは国民とともに戦争に行くんだ」と語った。だが、今回はその言葉が当てはまらないかもしれない。 戦争には大儀がいる 世界の同意を目指す根拠なき |