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安倍さま NHK

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今日の誕生日の花は・・・   ウメ
花言葉は・・・・・・・・         澄んだ心
          
 バラ科
澄みわたる正月五日の庭の梅
凛々としてひとつひらきぬ   鳥海昭子

           松の内はまだ本格的に世の中が動き始めていないせいか、
           空は青く澄み渡っています。木々の葉が落ちつくした庭に
           ウメの花が春の予兆のようにきりりと一つ開きました。
 
 
 

安倍晋三の個人ブログNHK大河ドラマ「花燃ゆ」http://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/3a8a74dc513a3c583219779216bb2539

 
『NHK大河ドラマ「花燃ゆ」の胡散臭さ』
テレビの娯楽番組に『史実と違う』と噛み付くのも大人気ないが、今年のNHKは目に余る。
2015年第54回NHK大河ドラマ『花燃ゆ』は、2012年の『八重の桜』と同じ幕末ものだが立場が正反対で長州藩(官軍)側の吉田松陰の妹・杉文 (1843年~1921年)を井上真央が演じる。
日本史の知識も無いし興味も無い畑違いの女性脚本家二人が、
知名度無し原作無し史料無しの松陰の妹・文(ふみ)を
ホームドラマ仕立てで1年間も引っ張ると言う。(テレビドラマの良し悪しはほぼ脚本の出来不出来で決定するが、今回のような2人体制の『二人三脚脚本』は異例中の異例)
『ナイナイ尽くし』にしても歴史無視で無理筋の酷すぎる話である。
NHK大河ドラマは地元に莫大な経済効果をもたらすが
舞台となる長州(山口県)は安倍晋三のお膝元。
今回の『花燃ゆ』の制作発表だけが異様に遅かった。
NHK大河ドラマは例年、放送開始2年前の春から夏にかけて発表されるが『花燃ゆ』だけは12月まで半年間も遅れる。

『八重の桜』も『江・姫たちの戦国』も『龍馬伝』も全て放送開始2年前の夏に制作発表を行なっている。
少し制作発表が遅れた『平清盛』は準備不足が祟ってNHK大河ドラマとしては史上最低の視聴率だったし、キャストの調整に手間取った2014の『軍師官兵衛』は1年2ヶ月と最も短いが、
『花燃ゆ』はさらに2か月も遅れる異常事態。
NHK大河ドラマは制作発表前に主人公を先ず最初に決める手順になっている。『龍馬伝』や『天地人』では3年前に主人公が龍馬や直江兼続に決まっていた。2015年も主役は織田信長で決まっていたといわれている
『決まっていたのは「舞台」(山口県)だけだった』

通常なら制作発表が終わっている2013年9月に、NHKは萩市の商工観光部観光課担当者に、『山口県に何か大河ドラマの題材がないでしょうか』、『女性で主人公にできる人はいませんか』と相談している。
例年であれば既に制作発表が終わっている時期に一番肝心の『ドラマの主人公』が決まっていない。
『山口県を舞台に』というNHKや安倍晋三首相の意向だけが先走りしていた。
NHK側は女性主人公にこだわった。
伊藤博文など留学経験やリベラルは敬遠される。
松陰や玄瑞は20代で死んでいるので有名なのは名前だけで実績が少ない。まして妹ではもっと無い。
NHK『花燃ゆ』であるが国粋主義と言うより、もっと視野が狭くて山口県の『地域おこし』(イメージアップ)が目的のコマーシャルらしい。
『萩市今昔』

萩市は山口県の小京都とも呼ばれ県北部の日本海に面した市で、関ヶ原の戦いの後に毛利輝元が萩城を築城し、以後260年間、長州藩36万石の城下町として発展した。
江戸時代には長州藩の本拠地であり、明治維新後の西南戦争で薩摩が脱落した結果、新政府が実質的に長州藩の一人勝ちになったので、本来なら日本の中心となる都市だったが、明治時代に住民が鉄道敷設を拒否。現在の人口は5万人で住民減少だけではなく観光客の減少も著しい。
萩市の宣伝目的なら、NHKはすでに38年前の1977年に第15作目の大河ドラマとして司馬遼太郎の『花神』(1月2日-12月25日 全52回)が萩市を舞台にしている。
評判(視聴率)があまりぱっとしなかった大河ドラマ『花神』は完全に忘れ去られていると言ってよい。
歴史小説家としての司馬作品の評価が上がるのはバブル崩壊後。
今の日本では歴史小説家としての司馬遼太郎のブランドイメージは絶大である。
原作も史実も無しで一から新しく『花燃ゆ』を作るより司馬の『花神』のリメーク版を作る方が良い。それとも38年前の『花神』を再放送すれば司馬遼太郎なら話題性があり費用もゼロでもっと良い。


『萩市(山口県)VS会津若松市(福島県)』

萩市の友好都市は群馬県前橋市で、萩市出身で長州藩の儒官だった楫取素彦初代群馬県令が、前橋市を県庁したことによる。
反対に、友好都市提携を拒否したのがNHK大河ドラマ『八重の桜』前半部分の舞台となった福島県の会津若松市である。
1986年に、萩市側が『敵として戦った戊辰戦争から120年を記念してそろそろ和解を』と友好都市提携を持ちかけた。
ところが、会津若松市は『時期尚早である』、『我々は恨みを忘れていない』と拒否したと言うから凄まじい。
映画『釣りバカ日誌』では福島県出身者が結婚で親に『山口県だけは駄目』と反対されるエピソードが描かれている。
友好関係締結拒否から10年後の1996年(平成8年)でも、長州(萩市)には『今でもこだわりがある』と、会津若松市の市民の3分の1程(32%)がアンケート答えている。
会津戦争で会津藩と敵対した長州藩の本拠地が萩市ではあるが、150年近く前の昔話である。(70年前のアメリカに対して『我々は恨みを忘れていない』と答える日本市民は極少数の例外)
『過去を水に流す』のが最大の特徴である我々日本人として驚きを禁じえない。
戊辰戦争後、長州藩を含む官軍が鶴ヶ城下に残った2000人以上に上る会津藩士、商人、農民の死体の埋葬を禁じ、放置された藩士や女性、子供の死体は腐敗して、烏の餌になったとされる件や、戊辰戦争後も山縣有朋ら長州閥によって会津の人達が様々な部分で冷遇されたことがその原因とされている。(埋葬されたのは1年後の翌年の夏)
会津若松市民の中には、賊軍という理由だけで埋葬を禁じた行為についての謝罪が一切ないことに対して、未だ許せないと考える人がいるという。

『萩市商工観光部観光課によると、』

『高杉晋作の妻や伊藤博文の妻という話も出ました。10月に入ってから、「吉田松陰はどうですか?」と聞かれ、松陰には妻や3人の妹がいると説明しました。
市内をご案内しながら、上の妹が叔父の玉木文之進を介錯した場所を見てもらい、主人公に決まった文については楫取素彦(萩市出身で維新後の群馬県の初代官選知事)に嫁ぐ前は久坂玄瑞(吉田松陰の門弟で下関戦争や禁門の変を先導)と結婚していたといった話をしました。
「いろいろ女性で面白い話がありますね」という反応でした。正直、2015年の放送とは思わずもっと先の話だと思っていました。
大河ドラマ館の設置や観光客のための駐車場整備、宣伝活動などもこれからで、予算や人員はこれから割り当てる状態です。』と正直に準備不足を心配している。
これに対して、NHK広報局は『安倍首相に配慮したことはない』。『明治維新で大きな役割を果たした長州を舞台に大河ドラマができないかと考え、長期にわたって取材を続けてきた』と萩市とは正反対を主張する。
『長州(山口県)を舞台に大河ドラマを作る』は、NHKと萩市の両者の言い分が完璧に一致しているので『正しい』のだろう。
『NHK広報局か、萩市観光課か、』どちらか一方が嘘八百

NHK広報局の主張は胡散臭い。山口県萩市商工観光部観光課職員の記憶が正しければ100%の虚偽。真っ赤な嘘である。
過去のNHK大河ドラマでは、『誰の物語にするか』が重要であり、最初に場所を決める必然性が無い。(主人公が決まれば自働的に舞台も決まる)
今回だけが特別であり『摩訶不思議』。
山口県出身の安倍政権の横槍以外に今回の成り行きが説明出来ないのである。

安倍晋三によるNHK私物化疑惑ですが『山口県を舞台にする』とのドラマの『場所』だけが、無理やりに最優先されいたのですから言い訳できない。灰色(疑惑)どころか真っ黒クロスケ。
知名度が無く資料が無く原作が無い長州藩士の妹が主人公の第54回目の大河ドラマ『花燃ゆ』決定ですが、山口県は安倍首相の地元であり、誰が考えてもこれでは『時の政権への配慮(ゴマすり)があった』と見えて仕舞う。
安倍晋三による『公共放送の露骨な私物化』以外に、他に解釈のしようが無いのである。
安倍晋三首相がNHKに無理やり押し込んだ籾井会長や百田、長谷川経営委員の露骨な介入が考えられる
NHKは右翼国粋主義の安倍晋三のお粗末で阿呆臭い個人ブログ程度にまで落ちぶれているのでしょうか。(ドラマ内では繰り返し『異国からの国防』が語られていると言うから語るにおちる話である)

『死刑になった過激派テロリストの悲劇』

安倍晋三は政権発足1周年の2013年12月26日に靖国神社に公式参拝して国際問題として大騒動になった。
ほとぼりが冷めるまもなく2014年初頭には中国ハルビン駅の朝鮮独立運動家安重根の記念館に対して、日本の菅官房長官や外務省のアジア太平洋局長が『安重根は死刑になったテロリストである』との挑発的な抗議声明を出し、これに対して中韓両国政府が『安重根は義士である』と激しく反発する大騒動になる。
100年前に刑死した安重根が『過激派テロリスト』との日本政府の主張が歴史的に正しいなら、300年前の赤穂浪士もテロリストである。
同じ意味で幕府要人の暗殺計画の吉田松陰は150年前に『死刑になった過激派テロリスト』である。
今回のNHK大河ドラマの主人公(ヒロイン)は吉田松陰の妹で久坂玄瑞の妻。
松陰と玄瑞の2人ですが、政治的な影響とか歴史的な役割が、朝鮮独立運動の安重根の悲劇とそっくり同じなのである。
安重根が射殺した伊藤博文初代朝鮮総監は外国との戦争や紛争を避けようとして(結局最後には容認して仕舞うが)朝鮮併合や日露戦争に強く反対していた改革派だった。
明治維新の政治家として朝鮮を一番良く理解していた伊藤博文暗殺後に(安重根の願いとは逆に)日本の過酷な朝鮮支配がより強化される。
『明治政府(長州)による、歴史の偽造』

アヘン戦争やアロー号事件で敗北した中国(清)が無理やり結ばされた南京条約や天津条約で自主関税権を奪われ半植民地化された経緯を熟知していた日本(幕府)は、砲艦外交の欧米列強に対して『絶対に武力行使の口実を与えない』ことを最優先して外交交渉をしていた。
どれ程露骨な帝国主義の侵略戦争でも、先進国民国家では開戦には議会の承認(大義名分)が絶対に必要なのである。
アヘン戦争では、中国がイギリス船から麻薬を没収して焼き払ったことを咎めて、『自由貿易』を口実に僅差でイギリス議会が戦争を承認している。
外国船に対する実力行使や外国人の殺害だけではなく日本国内の大きな内戦も欧米列強の武力介入の口実になる。
長州の吉田松陰などが日本の独立や近代化に尽くしたとの神話は、安重根による伊藤博文の暗殺が朝鮮の独立に寄与した話と同じで、全くの勘違いか出鱈目、歴史の偽造の見本である。
現実は残酷で、愛国者の安重根の思いと『その後の歴史』が逆になって仕舞った。
本当に日本の独立や近代化に努力したのは平和外交に徹した徳川幕府である。
長州は過激な攘夷を主張して御所(天皇)や外国船への砲撃など危険極まりない挑発行為を繰り返していた。
松陰や玄瑞
日本国の安全保障に貢献したどころか、ことごとく足を引っ張る過激な本物のテロリストだった。
朝鮮独立の安重根神話と同じで、長州の吉田松陰や久坂玄瑞の美しい神話は現実の
客観的な日本歴史とは180度逆さまなのである。
中国韓国が問題視する東条英機などA級戦犯の靖国神社合祀よりも、『歴史の偽造』と言う意味では、日本にとっては吉田松陰や玄瑞の靖国合祀の方が悪質であり問題点も大きい。
『欧米列強の帝国主義に徹底した平和路線で善戦した幕府の外交力』

歴史教科書では、日本は開国して自主関税権を失い、第一次世界大戦の少し前の日露戦争の勝利で日本はやっと不平等条約を改正する。
ところが教科書の記述とは大違いで、一番最初に幕府が外国と結んだ1858年(安政5年)の日米修好通商条約など『安政五カ国条約』では、なんとヨーロッパ諸国間の貿易と同じ20%以上の関税率だった事実は学校では決して教えない。
同じ1858年に中国が列強と結んだ天津条約では日本の4分の1の5%の低い関税率なのです。
関税率が20%なら十分国内産業を守って近代化が望める。
当時の米国は北部の工業化を進めるために極端な保護主義で50%もの高関税だった。この米国と対照的なのがイギリスの完全な植民地だったインドで中国の半分の2・5%である。
欧州諸国と同率の関税を認めさせた当時の江戸幕府の外交交渉力は見上げたもので、素晴らしい水準であった。
ところが、1866年(慶応2年)関税率改定の『改税約書』(江戸協約)で日本国は中国並の5%に変更されて仕舞うのです。
帝国主義全盛の当時の過酷な弱肉強食の世界情勢や、彼我の力関係を理解出来ない夜郎自大な吉田松陰とか久坂玄瑞は無謀にも外国船の打ち払いを主張していた。
1863年長州藩はとうとう関門海峡を通過する外国船を砲撃する無茶苦茶な暴挙に打って出る。長州は、自分たちの武力を過大評価していたのでしょうか。
『自主関税権を失っ原因は「攘夷」で暴走した長州藩だった』

長州藩の引き起こした1864年の下関戦争の敗北で幕府は莫大は賠償金を要求され、イギリス公使のパークスに騙されて日本の関税率が20%から5%へと、列強との戦争に負けた後の天津条約の清(中国)と同じ准植民地水準に引き下げられて仕舞う。
幕府ですが武力に勝る欧米列強に対して、戦争を回避して平和裏に粘り強く、想像以上の外交力を発揮していたが、とうとう『力』が尽き果て敗北したのである。
この反対の外交力が最初から無茶苦茶。現状認識の致命的な欠如と外国に対する大言壮語(無知蒙昧で偏狭な愛国主義)の今のネットウョの主張とそっくり瓜二つだったのが長州(吉田松陰や久坂玄瑞)だった。
日本国(幕府)の努力を全て『水の泡』にしてしまうのである。
その後、日本は不平等条約の改正には半世紀近い四十五年もの長い時間が必要だった。
暴走した長州藩の尻拭いの1866年(慶応2年)の改税約書の関税率5%ではなくて、欧米諸国と同じ水準だった最初の安政五カ国条約の20%のままだったとしたら、日本の近代化はもっと早く成功している。
日本の過剰な政府(官僚)の経済への保護や干渉(官尊民卑の国家独占資本主義)も不必要だったのである。
領事裁判権(治外法権)の撤廃の方は日清戦争直前の1994年ですが、自主関税権の方はもっと遅れて日露戦争の勝利の後の1907年に締結された日露新通商航海条約からで、最終的に全て取り戻すのは1911年です。
明治の先人たちが半世紀近くかかって苦労して取り戻した自主関税権を、矢張り長州(山口県)出身の安倍晋三が100年後に今度はTPPで自分から放り出すのですから正真正銘の売国奴以外の何ものでありません。
『歴史は繰り返す。一度目は悲劇として、二度目は喜劇として』との言葉があるが、今回は到底笑える話ではない。
日本が自主関税権を失ったA級戦犯である吉田松陰や久坂玄瑞ら国賊を逆さまに描く目的で公共放送の私物化を行った挙句にNHK恒例の大河ドラマで『花燃ゆ』を放送するとは、呆れ果てた歴史の偽造であり、これ以上に腹立たしいことは無い。

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