地面に落ちた去年のアサガオの種が立派に育って 今朝はそら色の花を五つ咲かせました。 いい一日を約束してくれるうれしさです。 去年の種こぼれてのびるアサガオの 今朝そら色の五つかぞえる |
鳥海昭子
アベノミクス効果は終了した。
そもそも、「アベノミクス」とはやし立てたのはマスメディア。
しかし、その内容は陳腐そのものだ。
金融緩和と財政出動と成長政策。
経済政策のメニューとして100人の専門家に聞けば、100人が答える定番メニューで、わざわざ名称をつけて騒ぎ立てるようなものでない。
それでも、昨年11月から本年5月にかけては、大きな変化が生まれた。
急激な円安と急激な株高だ。
8664円の株価が15627円に跳ね上がった。
これで参院選が荒らされてしまったわけだ。
株価が上昇した理由は円安。
円安が生じた理由は、
1.米国金利が上昇傾向を示した
2.日本金利が急低下した
の二つ。
この2番目の、「日本金利が急低下した」というのが、「アベノミクス」効果。
金融緩和政策を強化するとの宣伝で、それを実施する前に長期金利が低下したのだ。
日本の長期金利低下が急激だったので、円安も急激になった。そして、その結果として、日本株価上昇が急激になった。
「第二の矢」の財政出動は、13兆円の補正予算が編成されたこと。
内容はひと言で言って利権の塊。
何のためらいもなく、利権支出満載の補正予算を13兆円規模で編成できるなら、庶民に重圧を与える消費税増税など、2年は先送りできるではないか。
そもそも、本当に財政危機なら、こんな補正予算など編成できるわけがないのだ。
いずれにせよ、円安・株高が出現して、安倍政権人気がメディアによってあおられた。
しかし、この株価も5月22日から6月13日にかけて、急反落した。
15627円から12445円に急落したのだ。
昨年11月14日から本年5月22日までの株価上昇が6963円。
その上昇幅の約半分がわずか3週間で消滅した。
理由は、米国金利が急低下する一方、日本金利が大幅上昇し、為替レートが円高に振れたこと。
米国経済指標が悪化して米金利が低下した。
他方、日本では、黒田日銀が金融緩和を決定したら、長期金利が上昇に転じた。アベノミクスがアベコベノミクスに転じてしまった。
このまま、円高、株安が続いて参院選に突入していたなら、選挙結果はかなり違ったものになっただろう。
ところが、事態はまた急変した。
6月13日に12445円まで下落した日経平均株価が、7月18日には14808円まで急反発したのだ。
しかし、この株価上昇は、アベノミクス効果によるものではなかった。
株高のメカニズムは、米金利上昇=ドル高=円安=株高というものだった。
米国で長期金利が上昇したのは、
1.景気指標が好転したこと
2.バーナンキFRB議長が金融緩和縮小の方針を明言したこと
の二つに依っている。
日本の長期金利は上昇しており、これは円安ではなく円高をもたらす要因である。
つまり、アベノミクスは株安要因となったにもかかわらず、米国の金利上昇が円安と日本株高をもたらしたのだ。
この株高で安倍政権は窮地を脱した。
米国が安倍政権を救済するために、円安を誘導したのかも知れない。
こうしてみると「アベノミクス」はすっかり色あせている。
「アベノミクス」のメッキはすでに剥がれ、メッキの下から、醜悪な「アベノリスク」が顔をのぞかせ始めている。
日銀の対応は白川総裁時代のものとさして変わらず、財政政策は補正予算のあとの対応で足元がぐらついている。
成長政策は弱肉強食まっしぐらに突き進み始めた。
天木直人のブログ
オスプレイの横田配備は「日本本土の沖縄化」の始まりである
驚くべきニュースが飛び込んできた。
アメリカ太平洋空軍のカーライル司令官は29日、首都ワシントンで、空軍のオスプレイの有力な配備先として嘉手納基地のほかに東京にある
横田基地も検討していることを明らかにしたという。
これは衝撃的な発表だ。
よく「日本全土が沖縄化される」という事が言われる。
その意味するところは、沖縄の負担軽減を唱える日本政府が実は日本全土を沖縄のように基地負担で苦しめられる国にするということだ。
その意味でオスプレイの横田基地配備はまさしく本土の沖縄化である。
このような重要な事が日本政府に相談はおろか通報すらされずに米軍人によって一方的に米国で発表された。
沖縄を差別して在日米軍基地の負担を沖縄に集中させてきた日本政府と国民が、
今度は米国に差別されてオスプレイを東京近辺に配備されてしまう。
米国住民に反対されてオスプレイの配備先が見つからない米国が日本国民の反対にはおかまいなしに一方的にオスプレイを日本に配備する。
これは米国による日本差別だ。
それに対し日本政府は何も抵抗しない。
その不合理をメディアも一切追及しない。
これが日米関係の現実である(了)