2日朝、甘利経済再生相(64)が体調不良を訴え、
「甘利大臣が担当するTPPの年内妥結に向けた
閣僚会合
7日からシンガポールで開かれます。
臨時国会も会期末の大詰め
、こんな時期に突然、
検査入院なんて通常では考えられない。
それに、検査だけで3日も4日もかかるでしょうか。
難航するTPP交渉から逃げた
という仮病説から、
本当に深刻な状態だという説まで、
噂が噂を呼んでいます」
)
TPP閣僚会合への出席は、
検査結果を見て判断するという。
出席するなら、
6日に日本を発たなければならないが、
ドクターストップがかかる可能性があるということだ。
5日には、消費税アップに合わせた経済対策の取りまとめもある。
この担当者も
甘利。
■狭心症の発作で緊急手術か
菅官房長官は、甘利が不在の間も
「入院先から指示はできる」
と言って代理は置かない方針
だが、
TPPなど重要案件を抱える現職閣僚が倒れれば
政権へのダメージは計り知れない。
甘利の実際の病状はどうなのか。
「入院の前日、米通商代表部のフロマン代表と会談した甘利さんは
<合意に向けて7日のシンガポールまで協議を続ける>
と言っていて、
入院を考えている様子ではなかった。
ただ、
会談で一緒だった茂木経産相は、
<甘利さんはずいぶん顔色が悪かった>
と話しています。
言葉に詰まる場面もあったそうで、
狭心症の発作で入院したのではないか、
という話が出回っている。
実は
10月にも極秘入院していたそうです」(自民党関係者)
もし本当に狭心症なら、
3~4日の入院というのもうなずける。
医学博士の米山公啓
「狭心症は動脈が硬くなり、血が固まる病気です。
50~60代の男性がなりやすい。
比較的軽い症状なら心臓カテーテルで治療できますが、ひどくなると、心臓に血液と酸素が送られなくなり、心筋梗塞や心不全に進んでしまう。
短期間で2度目の入院となると、
悪化している可能性があります。
血管の詰まり具合によりますが、大掛かりな手術なら最低1週間は入院でしょう」